なぜ「毎日1大問」なのか
聞き取りの力は、知っている単語の数だけでなく「英語の速さとリズムに耳がついていくこと」で決まります。この慣れは数日あくと戻りやすいので、量より頻度が効きます。
- 1つの大問なら数分〜十数分で終わるので、毎日の予定に入れやすい
- 大問ごとに形式(短い発話・対話・講義・議論)が違うので、日替わりにすると全部の形式に偏りなく触れられる
- 毎日同じ手順で解くと、本番でも「聞く前に何をするか」が崩れにくい
1つの大問を解くときの手順
- 01
流れる前に、設問と選択肢を読む
音声が始まる前の時間に、何を聞き取ればよいか(人物・場所・数字・理由など)を確かめます。選択肢どうしの違いに印をつけておくと、聞くところが絞れます。
- 02
聞きながら、キーワードだけメモする
全部を書き取ろうとすると次の文を聞き逃します。数字・固有名詞・否定(not / never)など、選択肢を分けるところだけを短く残します。
- 03
迷ったら決めて、次の設問の準備に移る
1問に考えこむと、次の音声の前に設問を読む時間がなくなります。迷った問題には印をつけて先へ進むのが基本です。
- 04
解き終えたら、スクリプトで聞き直す
答え合わせのあと、英文と和訳を見ながらもう一度聞きます。「知らない単語」だったのか「知っているのに聞き取れなかった」のかを分けると、復習することが決まります。
1回しか流れない大問に慣れる
共通テストのリスニングは、大問によって音声が2回流れるものと1回だけのものがあります(どの大問が何回かは年度の問題冊子で確認してください)。1回だけの大問では、聞き直しができない前提で準備することが大切です。
- 図表やワークシートがある大問は、見出し・単位・空欄の位置を音声の前に確認する
- 長めの話は、最初の数文で話題と話し手の立場をつかむ
- 普段の練習でも、まず1回だけ聞いて解き、2回目は答え合わせのあとに回す
復習は「聞き取れなかった所」に絞る
毎日続けるには、復習を重くしすぎないことが大切です。全部を書き取り直すのではなく、聞き取れなかった文だけを拾います。
- 聞き取れなかった文を、スクリプトを見ながら何度か聞く
- 音のつながりや弱く読まれる語(and / of / to など)で崩れていないか確かめる
- 慣れてきたら、スクリプトを見ながら音声に重ねて読む(オーバーラッピング)
よくある質問
- Q. 1日に1大問だけで足りますか?
- 毎日の習慣としては1大問で十分です。余裕がある日は、同じ大問をスクリプトで聞き直す時間に使うと、量を増やすより効果が残りやすくなります。
- Q. スクリプトはいつ見ればいいですか?
- 解いて答え合わせをしたあとです。先に見ると「聞き取れたつもり」になりやすいので、まず音だけで解き、聞き直しのときにスクリプトを使います。
- Q. 再生の速さは変えたほうがいいですか?
- 本番は速さを変えられないので、解くときは等速で聞くのが基本です。復習で聞き取れない文だけ、ゆっくり聞いて音を確かめる使い方がおすすめです。